Tuesday, December 09, 2008

記録するということ

人は記録するという行為を頻繁にする
メモする写真を撮るブログを書く
しかし記録するという行為は
過去を記録するということであり果たして
生産的建設的な意味はどれくらいあるのだろうか

記録することによって
その情報を他の人に伝えることができるようになる
だから記録することは情報伝達の手段と見ることができる
例えばビジネスや芸能で成功した人がいるとき
その人の過去が現在の成功の鍵になると考えられたとき
その人についての過去の記録は価値を持つ
一方で成功者でない人の過去の記録は価値を持たない

記録するという行為にはもう忘れてもいいという安心感がある
つまりその記憶を脳の外に出せる
逆に言えば脳に記憶しておくということは
人間にとって負担になっているということだ
しかし脳に記憶できないものを残しておくことに
どれほどの意味や価値があるのかはすこし考える必要がありそうだ

記録することは物を収集することにも似ている
その記録するという行為自体に一定の満足を感じ
その結果物には実質的な意味は余りないのかもしれない

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